六年来の六月

今日は、ずいぶんな日だった。

高校生になって、初めて泣いた。

大泣きした。

叫んだりもした。

友だちや後輩がいる前で、とりとめもなく、ただ、

たくさん泣いて、

たくさん愚痴って、

たくさん心配してもらって、

たくさん慰めてもらって、

たくさん叱ってもらって、

たくさん元気をもらって。

傍目から見ても、今日の蒼雨はかなり荒れていたらしい。

きっと、感情のダムが決壊したんだと思った。



最近多い、胃痛。

今日は、いつもより少し重いような気がした。

責任に思い詰められたのは、初めてではないけれど。

同じことが何度も原因になったからじゃないかと、思う。

たくさんの人に相談してみた。

「我慢するな」と言われた。

「安易に手を出すな」とも言われた。

「じゃあどうしたらいいんだ」と反論もした。

こういうことを言い合えるのは、

なかなか信頼できる人でないと無理。

僕にはそういう人がいる。



独りじゃないんだ。

僕は、独りでぼんやり生きているわけじゃないんだ。

気づかなかったのか、気づけなかったのか、どっちだか分からないけども、

今頃気づいた自分が、なんだか小さく見えてきた。



明日は、そんな自分に決着をつけてきます。