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読んで(蒼雨が)恥ずかしくなる日記。 改行大好き。
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灼熱の というだけでは

あまりにも言葉が貧弱な

どろどろの大地の上に

火山までそびえ立ち

熱蒸気の排出口は

何も火口のみならず

ほら 足下にもひとつ

地獄の釜の蓋の上だから

ないところを探すほうが難しい

むしろ探すこと自体が間違っている

探してはいけない

どうせ ないに決まっているから




どこを見ても真っ赤な場所。



あと一つでおしまいです。
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巨大な艦船は

目もくらむほど広い 空間の中で

絶海の孤島になっている

未来の前線基地として

粛々と造られてきたはずの

今はあまり意味をなさない

図体の大きさだけが頼りの

巨大な艦船は

目もくらむほど広い 真空の中で

小さな身動きひとつもしないまま

背筋だけはきちんと伸ばしている




大きすぎて全容がつかめない、巨大にも程がある戦艦。
最果ての水がめの

その奥底へ

目的は

潜るだけのため

何かを見つけに行くため

何かを沈めに行くため

赤い綿雲の流れる下で

ひどく暗く深い湖の

その奥底へ

理由は

本当は 特記すべきことでもない




どこまでも潜って、苦しくないのかな。
巨大な筒の中

流れ続ける砂

時折顔を出すのは

誰彼にも忘れ去られたガラクタ

必死にもがいて

しかし流れには逆らえず

砂の中へ埋もれていって

そのまま二度と顔を出すことなく

流し出されていく




きれいさっぱり洗い流すのには、水よりも砂のほうが効率がよかったりして。

見たくない物を埋めるのは、砂の中が一番だったりして。
骨格だけの地表の下には

何かをみなぎらせるような 水の球

遠い恒星に照らされて

青白くも 頑張るように 煌々と

そこに棲むは 骨格だけの鮫の王

やはり骨格だけの 数だけは多い家来に命じて

侵入者を頑なに拒んでいる

骨格だけ残った もろい鮫の王




小さな星に住む、大きな鮫。

骨だけだけど、迫力があって怖い。
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プロフィール
HN:
蒼雨 創矢
HP:
性別:
男性
自己紹介:
趣味は牛です。
得意技はあらゆる場所で転ぶことです。
最近食べた豪華なものはメロン半玉。
もう書くことないのでこれくらいでいいですか。
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