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読んで(蒼雨が)恥ずかしくなる日記。 改行大好き。
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実を言うと、蒼雨は読書家ではない。

いや、本は好きなんだけれど、山ほど読んでいるわけじゃない。

一冊の本を、何度も何度も繰り返し読むから、新しい本になかなか手を出さない。

別に新しいものに挑戦するのが嫌いなわけじゃなくて。

ただ、本は一度読んだだけですべてを理解することはできないから。

繰り返し読んでいる。

全部理解するまで、とはいかずとも、あらすじを暗唱できるくらいには。

でも、二十回も三十回も読んでいると、いい加減飽きてくる。

だからそういうときは、新しい本に手を出す。

昨日、阪急梅田駅の紀伊國屋で買ってきた本。

「ツクツク図書館」、「天北平原(上)」、「天北平原(下)」の三冊。

とりあえず一冊、「ツクツク図書館」を読破。



「蒼雨書庫」の感想文は、一番最後に読んだもののみUPすることにしました。

ずっと前に読んだ本の感想を、いつまでも取っていても仕方ないので。

今は「ツクツク図書館」の感想。

でもこれから「天北平原」読むから、そっちを記録したら「ツクツク図書館」の感想は消します。

「天北平原」は三浦綾子の作品。楽しみ。




「ツクツク図書館」

筑津区には、二つの図書館がある。

ひとつは、おもしろい本がいっぱいある「中央図書館」。

もうひとつは、つまらない本しか置いていない通称「ツクツク図書館」。

そのツクツク図書館に就職した、着ぶくれた女。

立場上は偉いはずなのに、全然偉くない館長。

バナナが大好きな、つまらない本だけを運んでくる運び屋。

ひどい遠視だけど、貸し出した本を棚に戻す仕事はきっちりする戻し屋ちゃん。

日本語以外の言語は流暢に話せる語学屋。

変な職員ばっかりで本もつまらないから、図書館として機能するわけがない。

稀に利用者があるけれど、そいつらもみんな変人ばかりで。

そんな図書館で織り成される日常。



「おもしろかった!!」

……って言葉は本文中には一度も出てこなかったけれど、この本は面白かった。

ハラハラするようなミステリーも、心が躍るような恋愛物語もないけれど。

つまらない本ならどこよりも揃っている図書館。

そんなのが、あってもいいかもしれない。
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プロフィール
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蒼雨 創矢
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性別:
男性
自己紹介:
趣味は牛です。
得意技はあらゆる場所で転ぶことです。
最近食べた豪華なものはメロン半玉。
もう書くことないのでこれくらいでいいですか。
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