読んで(蒼雨が)恥ずかしくなる日記。
改行大好き。
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最近夢を見ないなー、と思っていたら、突然見た気分の悪い夢。
――はっとする。自分が誰だか思い出す。
気づけば一人、妙に開けた場所に突っ立っている。目の前に見たことのある校舎が並んでいる。ここはどこだ。
……そうか、通っていた中学校だ。しかし何かが変な気がする。
空を見上げる。怖いくらいに真っ赤。
しかし腕に嵌めた時計が指し示す時刻は午前十一時。
あ、と思う。
針が動いていない。歯車が狂ったわけでもないようだ。
電池が切れたらしい。
くそ、と悪態をついて腕時計を外して地面に投げ捨てた。
とりあえず、今は何時だ、と思い、校舎内に入る。
教室を探す。どうしよう、僕が通っていた頃と今では教室配置が違う。自分の教室もないに違いない。
と思ったら、目の前に現れた表札。
「3年4組」
僕の在学していた頃と、場所がまったく同じだ。
確か、今は教室配置が違うはずなのに……。
とりあえず、入ろうとする。南京錠がかかっていて、中に入れない。
窓からどうにか時計くらい見れないか、と思う。見えた。
午前十一時。……あれ?
この時計も止まっている。畜生。
どうしようか考えた。
時間にこだわる必要もないか? とりあえず場所はどこか分かる。家に帰ろうか。
校門へ足を向ける。
校門の前に立っていた、かつての担任。
「あ、K先生っ」
「お前、どうしてここにいる?」
「……え?」
突然なので、わけがわからない。
「今からここは……」
先生が震えながら、とんでもないことを言う。
「……ここは、戦争の舞台になるというのに」
芝居がかった声でもない。大真面目にしか聴こえない……が。
「先生、頭、大丈夫ですか」
そんなことを言ってしまう。
「頭が大丈夫か問うべきなのは、お前自身だ」
「僕は正常です!」
「いいや、お前は間違っている。その証拠に、ほら……」
先生が僕の背後をあごでしゃくる。僕は振り向く。
鎧と兜と篭手で装備をガチガチに固めた、厳つい人たちが立っている。
自衛隊? 違う気がする。陸海空軍でもない。
中世の、日本の武士のイメージの方が似合う気がする。
そいつらは、突然竹刀を抜いた。
――ああ、これは知っている、剣道の構えだ。高校で習ったあれだ。
大きく振りかぶる。剣先は僕の方向に向いている。
容赦なく振り下ろしてきた。
「わぁっ!」
避ける。間一髪。竹刀が地面に突き刺さる。地面が割れて、竹刀の切先がめりこむ。
……めりこんだ? 竹刀が?
「それは竹刀じゃなくて真剣だ」
先生の声。と一緒に、僕の背中から何かが噴き出していった。
力がどんどん抜けていって、跪いて、そのまま前へ――
地面に顔がくっつく。上から声が降ってくる。
「さようなら」
そして僕は突き刺された。
と、ここまで見て、そこで目覚ましが鳴った。
気分が悪いことこの上ない目覚め。妙に吐き気がする。
30分くらいまた寝て、今日は7時半に起きました。
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