忍者ブログ
読んで(蒼雨が)恥ずかしくなる日記。 改行大好き。
[53]  [52]  [51]  [50]  [49]  [48]  [47]  [46]  [45]  [44]  [43
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。


前から 後ろから 右から 左から
色んな目が見える
その冷たい瞳は
奇怪なものを 汚いものを 非現実的なものを見る目で
僕を見ている

奇怪なら
汚いなら
非現実的なら

見なきゃいいのに




人の目は とっても上手く作られていて
信用できる目と 信用できない目を
一瞬で見分けることは難しい

周りが 冷たくて
周りが 苦しくて
周りが 苛立たしくて
周りが まるで悪夢の森のようで

そんなところを生きてきた僕は

いつの間にか 人の目の奥を見抜く技を身につけてしまった




商店街で、買い物袋ぶら下げた主婦の目が。
バスの中から、お婆さんの目が。
散歩をしているオジサンの目が。
通学路ですれ違う他校の高校生の目が。
ひっきりなしに僕を見る。

そして、それらは全て温かみを持っていない。
まるで、僕がこの世にいたら災いが相次ぐとでも言いたそうな目。
そんな目でみるくらいなら、最初から見なきゃいい。
なのに見てくるのは、何でだろう。

僕って、そんなに浮いている人間なんだろうか。




僕が生まれてから、15年と半年。
その時間の8割は、孤独、そりゃあもう孤独。
誰一人として接してくれない。

それは僕が陰湿だからという理由もあるのだろうが、
あからさまに皆避けすぎ。
そんな付き合いにくい人間じゃないよ。
自己陶酔や過信とかじゃなくて、本当に。

で、そんな中で揉みくちゃにされているうちに、
僕はある技を身につけてしまった。
身につけたんじゃなくて、身につけてしまった。

人の目を見分ける技。
誰でも出来るような、簡単な技じゃない。
信用され、信用されず、そんな中で生きてこないと身につけられない。
身につけても外れることもあるし。

悲しい技しか身につけられないんだな、とつくづく思った。
PR
この記事にコメントする
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
カレンダー
06 2025/07 08
S M T W T F S
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31
ブログ内検索
最新記事
最新コメント
(12/04)
(11/19)
(07/19)
(07/17)
(06/04)
プロフィール
HN:
蒼雨 創矢
HP:
性別:
男性
自己紹介:
趣味は牛です。
得意技はあらゆる場所で転ぶことです。
最近食べた豪華なものはメロン半玉。
もう書くことないのでこれくらいでいいですか。
忍者ブログ [PR]