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読んで(蒼雨が)恥ずかしくなる日記。 改行大好き。
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まさかサークルを自分の手で立ち上げることになるとは思いもしていなかった……

名前は「山地酪農研究会」。

山地は「さんち」じゃなくて「やまち」って読む。

やまちらくのうけんきゅうかい。



山地酪農ってそりゃなんだ。

急峻な山岳地帯で牛を自然放牧する酪農形態のことです。

自然放牧なだけなら大したことないじゃん、と思うことなかれ。

実は全国の乳牛のうち98%が牛舎の中で窮屈な生活を送り続けています。

牛乳パックに描かれている絵は嘘八百もいいところ。

今は大体乳牛(ホルスタイン種)っていうと年間1万kgくらい乳を出すのが平均なんだけど、

これは最近の、乳量を増やすように牛の身体をいじくった結果で、本来ならこんなには出ません。

あと輸入物の、穀物原料の餌(濃厚飼料という)ばっかし与えているから。

トウモロコシや大豆なんて牛は食べないのが普通なんだけど、

法律で農協に出す牛乳は乳脂肪分が3.5%以上って決まってて、

これをクリアするためにはどうしても与えなきゃやっていけないんです。

これらを全部捨てきったのが山地酪農。

基本的に牛舎を使用せず、濃厚飼料もほぼ与えず(嗜好品程度の量)、

牧場の青草(粗飼料)だけで生活させる。

水は天然の沢などから飲ませ、人間に触れるのは原則として搾乳時間だけ。

乳量は年間4000~6000kgくらい、乳脂肪分は3.0%前後。

農協に出荷しないで、自前の工場で加工するのが主流。

つまり本物の「酪農家による牛乳」なわけです。

山地酪農で育てた牛は牛舎の牛に比べて足が強靭で、乳房が小さめ。

角を焼ききったり、尻尾を切り落としたりもしない。

限りなく原始的な牛の飼い方なわけです。

そして、この山地酪農の牛たちが出す牛乳はすごく美味しい。

市販の牛乳と飲み比べたら分かるけど、臭くないし後味もくどくない。



なんだか宗教みたいだと思われるかも。

でもちゃんと実体があるんだから、宗教とは違います。

本当にすごいんですよこれ。

で、大学の仲間たちと一緒にサークルまで立ち上げたわけです。

最初は「つくりたいねぇ」なんて笑ってただけで、

本気で考えてなんかいなかったのに。

やろうと思えば何でもできちゃうんだな。

すごいな。

強いな。
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蒼雨 創矢
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性別:
男性
自己紹介:
趣味は牛です。
得意技はあらゆる場所で転ぶことです。
最近食べた豪華なものはメロン半玉。
もう書くことないのでこれくらいでいいですか。
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