読んで(蒼雨が)恥ずかしくなる日記。
改行大好き。
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模試の帰りに、電車を乗り継いで遊びました。
遊ぶといったって、ただ目的地とはまったく関係ない路線に乗って、ボーっとするだけ。
遊びじゃないけれど、便宜的に「遊び」。蒼雨にとっては遊び以外の何物でもないから。
僕は、特に何もない限り電車は最後尾の車両に乗ります。
これには二つ理由があります。
一つは後ろの運転室から見える景色が好きなこと。
もう一つは万が一のときでも一番安全であること。
遊ぶときに最後尾に乗る理由は専ら前者です。
運転室から見える景色といっても、運転室から見るわけではなくて、
運転室に一番近い座席に座って、もしくはドアの近くに立って、そこから眺める感じ。
阪急の電車は運転室内部が丸見えなので、景色もよく見えるから好きです。
何で(後ろの)運転室から見える景色が好きなのかというと、
これはちょっと説明しづらいんですが、線路がどんどん後ろに流れていって、
一点透視図法のように段々小さくなっていって、最終的には見えなくなってしまう、
あの流れていくのを見るのが大好きなんです。
カーブを曲がるときとかだったらまたちょっと違って、
「(路線図を知っているから本当にあるのは知っているけれど)
本当にあの先にはあの駅や街があるんだろうか」とちょっと不思議になる気分が好きです。
さっき通ってきた線路だから、あるのは事実でしかないし、それはちゃんと分かっているのに。
カーブって不思議。
いつもならこれだけで満足します。
でも今日はいくつか、「何だかいいな」って思える光景に出会えたので、
今日はこうして特筆している次第です。
遊ぶといったって、ただ目的地とはまったく関係ない路線に乗って、ボーっとするだけ。
遊びじゃないけれど、便宜的に「遊び」。蒼雨にとっては遊び以外の何物でもないから。
僕は、特に何もない限り電車は最後尾の車両に乗ります。
これには二つ理由があります。
一つは後ろの運転室から見える景色が好きなこと。
もう一つは万が一のときでも一番安全であること。
遊ぶときに最後尾に乗る理由は専ら前者です。
運転室から見える景色といっても、運転室から見るわけではなくて、
運転室に一番近い座席に座って、もしくはドアの近くに立って、そこから眺める感じ。
阪急の電車は運転室内部が丸見えなので、景色もよく見えるから好きです。
何で(後ろの)運転室から見える景色が好きなのかというと、
これはちょっと説明しづらいんですが、線路がどんどん後ろに流れていって、
一点透視図法のように段々小さくなっていって、最終的には見えなくなってしまう、
あの流れていくのを見るのが大好きなんです。
カーブを曲がるときとかだったらまたちょっと違って、
「(路線図を知っているから本当にあるのは知っているけれど)
本当にあの先にはあの駅や街があるんだろうか」とちょっと不思議になる気分が好きです。
さっき通ってきた線路だから、あるのは事実でしかないし、それはちゃんと分かっているのに。
カーブって不思議。
いつもならこれだけで満足します。
でも今日はいくつか、「何だかいいな」って思える光景に出会えたので、
今日はこうして特筆している次第です。
・車椅子の「降り方」
たまたま車椅子の乗客が見える位置にいました。
「電車とホームの間には段差があるけれど、どうやって降りるんだろうな」
とちょっと考えていました。
自分が電車を降りる駅より後なら、その答えは分からなくなるんだろうな、とかぼんやり考えていたら、
次の停車駅のホームの端っこに、誰かいます。何か持っています。
服装からして、駅員さんのようです。でっかい板を脇に抱えています。
でもその時点では板の用途が不明だったので、「交代の車掌さんかな」とか思っていたのですが。
電車が完全に停まり、ドアが開きました。
すると駅員さんはすぐさま動き出して、ドアとホームの間に板を掛けました。
そしてその上を車椅子の乗客が降りていきます。
「ああ、そう降りるんだ……」
納得したような、ほっとしたような、そんな一瞬。
・車掌の二人乗り
いつものように運転室が見える位置に座った蒼雨。
いつものように運転室越しに景色を見ようと思った蒼雨。
そしてちょっと違和感。
「あれ、車掌さんが二人いる」
よくよく見てみると、一人は赤地に白抜きの「指導官」という腕章を右腕につけていました。
ということはもう一人は新任の車掌さんですね。
駅の発車時の確認、ドア閉めは「指導官」が、
車内放送、及び停車時の確認、ドア開けは「新任」がやるというローテーションみたいです。
やっぱり車掌にも新任があるんだなぁ。
・カップルと忘れ物
乗換駅で電車を待っていたときのこと。
ふと耳に聴こえた、若い女性らしき声。
「あ、こんなところに携帯があるよ」
「こんなところに携帯」? と思って振り返ってみたら、
仲よさそうに手を組んだカップルの女性の方が、階段脇に忘れ去られていた黒い携帯を手にしていました。
ほら、と男性の方に差し出して、彼に渡します。
「本当だ。どうする?」
「置いておいたほうがいいんじゃない?」
「うーん……もうこの駅にはいなかったりして」
「とりあえず届けようよ」
そんな会話の後、彼らは改札口(駅事務室)の方へ歩いていきました。
これが携帯でなくて、札束だったらどうなっていただろう。
もしこの携帯を見つけたのが、このカップルでなければどうなっていただろう。
小さな親切の大切さが改めて理解できた一瞬で、
人間のあらゆる可能性に少しだけ触れた一瞬でもありました。
電車や駅は、たまにこういう”見つけもの”があるから尚更好きです。
たまたま車椅子の乗客が見える位置にいました。
「電車とホームの間には段差があるけれど、どうやって降りるんだろうな」
とちょっと考えていました。
自分が電車を降りる駅より後なら、その答えは分からなくなるんだろうな、とかぼんやり考えていたら、
次の停車駅のホームの端っこに、誰かいます。何か持っています。
服装からして、駅員さんのようです。でっかい板を脇に抱えています。
でもその時点では板の用途が不明だったので、「交代の車掌さんかな」とか思っていたのですが。
電車が完全に停まり、ドアが開きました。
すると駅員さんはすぐさま動き出して、ドアとホームの間に板を掛けました。
そしてその上を車椅子の乗客が降りていきます。
「ああ、そう降りるんだ……」
納得したような、ほっとしたような、そんな一瞬。
・車掌の二人乗り
いつものように運転室が見える位置に座った蒼雨。
いつものように運転室越しに景色を見ようと思った蒼雨。
そしてちょっと違和感。
「あれ、車掌さんが二人いる」
よくよく見てみると、一人は赤地に白抜きの「指導官」という腕章を右腕につけていました。
ということはもう一人は新任の車掌さんですね。
駅の発車時の確認、ドア閉めは「指導官」が、
車内放送、及び停車時の確認、ドア開けは「新任」がやるというローテーションみたいです。
やっぱり車掌にも新任があるんだなぁ。
・カップルと忘れ物
乗換駅で電車を待っていたときのこと。
ふと耳に聴こえた、若い女性らしき声。
「あ、こんなところに携帯があるよ」
「こんなところに携帯」? と思って振り返ってみたら、
仲よさそうに手を組んだカップルの女性の方が、階段脇に忘れ去られていた黒い携帯を手にしていました。
ほら、と男性の方に差し出して、彼に渡します。
「本当だ。どうする?」
「置いておいたほうがいいんじゃない?」
「うーん……もうこの駅にはいなかったりして」
「とりあえず届けようよ」
そんな会話の後、彼らは改札口(駅事務室)の方へ歩いていきました。
これが携帯でなくて、札束だったらどうなっていただろう。
もしこの携帯を見つけたのが、このカップルでなければどうなっていただろう。
小さな親切の大切さが改めて理解できた一瞬で、
人間のあらゆる可能性に少しだけ触れた一瞬でもありました。
電車や駅は、たまにこういう”見つけもの”があるから尚更好きです。
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